恋するふたりの文学講座②2015年04月26日

Liberal Arts (2012)

かつて、E.Eカミングの詩が『イン・ハー・シューズ』の中で引用されていることを知ると、以後、様々な映画に使われていることを発見するようになりました。

このところ観る映画はT.Sエリオットがよく出てきます。『ミッドナイト・イン・パリ』で本物(そっくりさん)が出てきましたが、オーウェン・ウィルソン演じるギルがT.S エリオットを敬愛していただけあり、その登場シーンは脳裏に今でも焼き付いています。
最近では『8月の家族たち』『あなたを抱きしめる日まで』どちらも名言が映画を印象つけるキーワードとなっています。

中でも『あなたを抱きしめる日まで』は、息子が幼い頃、無残にひき裂かれてしまった母親が長い時を経てジャーナリストと共に息子を探しに旅にでる実話です。
旅から戻って来た時に使われていたのがこちら↓
“The end of all our exploring will be to arrive where we started and know the place for the first time.” ~探求の最後は初めに戻ること、そしてその場所で始めて気付くこと~
振り出しに戻ってしまうこと? いえいえ、旅を通じて体験し、心を揺り動かされたから分かることだってあるのです。無駄などひとつもないと諭されているようでした。

先日観た『恋するふたりの文学講座』に不思議な存在として登場していたザック・エフロン演じるナット。 “Everything is Okay.” というセリフがあります。上手くいかないこと、思い通りにならないことなど人生でたくさん出くわします。でも、振り返ってみるとそれは全てに繋がっていきます。無駄ではないのですね。ナットの一言は、シンプルなのにとても深いです^_^;

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kate.asablo.jp/blog/2015/04/26/7619914/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。