人生は短い2011年12月01日

*ウディ・アレンと言えばNY。近年は欧州にも拠点を広げて『マッチポイント』『タロットカード殺人事件』はロンドン。 写真はロンドンアイ (2006年撮影)

師走に入った途端、気温が下がり寒~い1日となりました。今年もあとひと月。このところ、すっかり人生の選択をテーマにした作品にハマってしまい、今回は『メリンダとメリンダ』を見直しました。監督は、言葉を巧みに扱うマジシャン!?ことウディ・アレン。彼にかかると魔法のような話術を楽しめます。 
劇中のセリフを借りると、Life moves so fast. So unpredictably. 人生はあっという間で予測出来ない。 正に今年は予測不可能な1年です。 

『メリンダとメリンダ』は、始まりは同じ設定。けれど片や喜劇、もう一方は悲劇でストーリーが展開していきます。人生をどう生きていくかは本人次第。と言いたいところですが、これは脚本家が作りだす世界。詳しい内容は見てのお楽しみ。 ぐいぐい引き込まれます。

こんなセリフもありました。懐かしい曲を聴いて目を潤わせているメリンダに対して
-So, are they tears of sorrow or tears of joy? -Well, aren’t those the same tears?
悲痛の涙、それとも歓び?  涙はどれも同じでしょ? 
同じ涙なら感動の涙がイイですね。 

前回から射手座の話題をしていますが、ウディ・アレンは12月1日、今日がお誕生日。射手座の太陽と水星を持った方。ちなみに月は水瓶座。お喋りで、奇想天外なユーモアを形に出来る才能があります。ちょっと納得しませんか? これからも知的な夢想家の技を期待したいです。『ミッドナイト・イン・パリ』も楽しみ。

大ブレイク寸前!?2011年12月06日

シアトル
*ジョセフ・ゴードン=レヴィットが故ヒース・レジャーと共演した『恋のからさわぎ』のロケ地になったシアトルの街 (2002年撮影)

天才子役と言われ注目を浴びるスターもいれば、下積みを経てブレイクする役者さん、またデビューと同時に人気者になる方もいます。彼を当てはめるとしたら下積み派!?だけど、実は子役時代から凄かったのです。彼とは、先ごろ公開した『50・50フィフティ・フィフティ』の主役アダムを演じるジョセフ・ゴードン=レヴィット。

正直『リバー・ランズ・スルー・イット』の第一印象はそれほどでもなかったのですが、徐々に彼の持つ魅力に引き込まれ、今ではどの出演作も見逃せない。単館上映でも駆けつけます^_^; 『恋のからさわぎ』ではそんなに感じなかったのに、故ヒース・レジャーにそっくりなのも驚きです。はにかんだ笑顔を見ると失神、ではなく錯覚をおこしてしまいそう。とは言ってもジョセフはジョセフ。彼はダニエル=ディ・ルイスを尊敬しているようなので、演技派実力路線、カメレオン俳優に化けそうです。

ジョセフ・ゴードン=レヴィットを星で見ると、水瓶座/太陽×獅子座/月(*時間によると蟹座の可能性もあり)パーソナルに3つの水瓶座。水瓶座要素をたくさん持っている人と思って大丈夫そう。人より一歩先をゆく才能があり、常識に縛られないで、物事を理論的かつ多方面からみることが出来るのも特徴。また博愛精神とは水瓶座の為にあるような言葉。 余談ですが、なぜか水瓶座に惹かれます。ないものねだり!?

第一印象と言えば『キューティ・ブロンド』の中にこんなフレーズがあります。
Remembering that first impressions are not always correct.
確かに、第一印象がいつも正しいとは限りません^_^;

ちなみに『50・50 フィフティ・フィフティ』下ネタが多いのが気になりますが、なかなかの秀作でした。窮地に立たされた時の周りの反応。こんな時、誰が一番大切な人か分かりますね。

きのうから来た人2011年12月08日

LA ユニバーサルスタジオ
* 今回話題にするブレンダン・フレイザーの代表作と言えば『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』原題は『The Mummy Returns』 ユニバーサルスタジオハリウッドにて

映画ファン歴が長くなると、一番好きな映画は?と聞かれることが多々あります。
この質問は苦手^_^; あり過ぎて答えられないのが理由の一つ。時代によっても季節でも変わって来るのです。また、何年か経って見なおすと当時はピンと来なかったものがすごく腑に落ちたりすることもあります。 

ではこの質問、今までで一番見た映画は?であれば、間違えなくこれ『タイムトラベラー/ きのうから来た恋人』原題は『Blast from the Past』かれこれ50回近く見ています。

すごく端折ると35年間、地下シェルターで暮らしていた主人公アダムが地上で恋人を見つけるお話。アダムのお父さんは天才。パセディナ出身の優しいお母さん。2人に育てられたアダムはなんでもさりげなく完璧にこなします。劇中の単語で表わすと
prefect table manners, the kindest, most polite, incredibly rich guy 
それだけではなく、ダンスにフランス語も出来、喧嘩も強くジョークも上手い。こんな人いませんね。丁寧な表現を真似したくなります^_^; 

普段の会話であまり丁寧過ぎるのもどうかとは思いますが、最低のルールとして正しい表現を身に付けたいもの。この映画を見るときちんとした敬語を話す人には、周囲の反応がとても好印象。やはりマナーは大切ですね。  映画の見方はいろいろあります。

人間の心を読むロボット2011年12月11日

ケベック
* ダコダ・ゴヨくんはカナダトロント出身。 カナダ国旗が見えますが、写真はケベックで撮ったもの (1999年撮影/偶然にもゴヨくんの生まれた年)

先日ジャパンプレミアの映像を観て釘つけになってしまいました。吸い込まれそうになるほどキラキラ輝く少年とは、『リアル・スティール』に主演のダコダ・ゴヨ。実はこの映画、ロボットものだからと一線を引いていたのですが、全然違って父と子の深い深~い絆。感動しました(*^_^*) 

映画の内容を明記するまでもないのですが、夢も希望も失い堕落している元ボクサーの前に息子が現れ、偶然見つけたロボットが2人の距離を縮めていくお話。アトムと言うロボットがまるで人間のようでいとおしくなります。

ダコダ・ゴヨくん演じるマックス。生意気で気丈でときおり見せる笑顔、堂々とした態度。演技とは言え、何かあるとずっと気になっていました。星がやっぱり謎を解いてくれる!? ゴヨくんは、獅子座/太陽×射手座/月。この組み合わせは、直観力を信じ独自な方法で可能性を切り開いていくことが出来る、恐いもの知らずの冒険者^_^; 劇中でもピカッと光っています。オープンで明るいのもこの星の特徴。まさに彼の持ち味。ちなみにパーソナル5つのうち3つが獅子座で、火星は蠍座。劇中に2度、Your secret is safe with me. と出てきますが、蠍座は秘密を守る星座でもあります。 ダコダ・ゴヨくん今後も注目です☆

幸せ度数2011年12月15日

ginza
*2011年銀座のクリスマス

On a scale of one to ten, how happy would you say you are…?
あなたの幸せ度を1~10で表すと何点? これは『家族の庭』に出てくるセリフです。

とびっきりお洒落で感性豊かな友人と鑑賞してきました。しかも場所は銀座^_^; どうしてテアトルでしか上映していないの?と思いましたが、でもここでしか上映していないお陰でカルティエの店ごとクリスマスギブトになったオーナメントや銀座のイルミネーションも楽しむことが出来ました。It’s lovely! (lovely、イギリス人はよく使います。『家族の庭』にも数えきれないほど使われています) 

映画は、シニカルな部分がたっぷりで、身につまされる箇所も出て来ます。けれど、それは決して悲観的なものではなく、むしろこれからの人生の指針になるような内容でした。ハッピーエンドで終わる映画も魅力ですが、この手のジャンルは映画ファンの醍醐味(*^_^*) 
幸せ度を10と言えるように今日も頑張りましょう~♪
Have a lovely day to all of you.