戦場のピアニスト2014年06月10日

The pianist (2002年作品)

役作りのために減量をしたり、増量をしたりとスターは大変。
『ダラスバイヤーズクラブ』で減量しエイズ役を熱演したマシュー・マコノヒーの記憶も新しいところですが、同じく減量しピアノの特訓をへて『戦場のピアニスト』でオスカーに輝いた俳優エイドリアン・ブロディの演技は忘れることが出来ません。

『ミッドナイト・イン・パリ』の中でダリ役としていよいよ登場します。
ここは3番目に好きな箇所です。ギルが I’m in a very perplexing situation. とこぼすシーン。サルバドール・ダリ、マン・レイ、ルイス・ブニュエルは、ギルのややこしい恋愛問題の悩みを聞くわけですが、この個性的なメンツ。話がかみ合っているようで、そうでもないところがクスッと笑えます。ダリとギルは、かつて『ダージリン急行』(父の死をきっかけに疎遠になっていた3兄弟がインドへスピリチュアルな旅をするお話)の中で兄弟役で共演しています。ちなみにギルがお兄さん。この中でもかみ合わない2人の駆け引きが見られます。

とは言え、エイドリアン・ブロディはどんな役を演じても、『戦場のピアニスト』のウワディスワフ・シュプルマン役が目に焼きつき、イメージを塗り替えることが出来ないでいます。劇中、レコーディングのシーンが2回出てきて、ショパンのノクターン/遺作を弾きますが、この曲を聴くたびに、彼の表情まで浮かんでくるほど。今後、シュプルマンを超える役を期待したいです。

さて、エイドリアン・ブロディのパーソナル星座は、火-2、風-1、地-1、水-1でバランスが取れています。強調すべきは、太陽と金星が牡羊座であること。オスカー受賞時の熱いパフォーマンス(ハル・ベリーとのキス)は牡羊座ならではの情熱とパイオニア的要素を感じさせてくれます^_^;