イミテーション・ゲーム2015年03月22日

The Imitation Game (2014)

IT のお陰で欲しいと思う情報を気軽に手に入れることが出来ます。今ではこの簡単さが本当に必要なものを見極めることを難しくしている、ある意味で贅沢な悩みを抱えているのも事実です。

コンピューターって誰が作ったの?なぜかこれまで疑問に思わなかったのが不思議。

今年も実話が基になった作品がオスカーにいくつかノミネートされていました。ここのところ立て続けに3本を鑑賞。中でも『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』は格別。脚色賞を受賞したから!?もちろん脚本がすぐれているのも大きな要因ではありますが、今までの戦争映画ではお目にかかったことがない緊張感でした。賢い方の頭の中を覗いたような、とは言え、複雑すぎる構造は理解できないまでも、ぐいぐい引き込まれていきました。

主人公アランを演じるベネディクト・カンバーバッチの演技は言うまでもなく、ジョーン役のキーラ・ナイトレイも『はじまりのうた』で観た純粋さとは一転したシャープな役どころはとても魅力的でした。

劇中に3回出てくるセリフ。 
~誰も思いもしない人物が、想像を絶する偉業を成し遂げる~ 英文で引用すると
″Sometimes it is the people who no one imagines anything of who do the things that no one can imagine.″ この映画を物語っています。

素晴らしい作品を観るたびに映画好きで良かったと思います(*^_^*)