僕たちのアナ・バナナ2014年06月01日

Keeping the Faith <2000年作品>
ニューヨークがこんなに美しい街だったとは!! この映画を鑑賞した後の印象です。

皆さんにも思い入れのある映画があると思います。『僕たちのアナ・バナナ』は私にとってものすごく大切。なぜなら、字幕なしで映画を観たいと思うきっかけになった一本だからです。渡米中に映画館で観た初めての字幕なし映画。案の定さっぱり聴こえませんでした。ただただ画面を追って表情から内容を想像することが私に与えられた時間。けれどこの時初めて、字幕がないとこんなにも画面に集中出来るものなのだと気が付きました。エドワード・ノートンが精魂かけて描いたニューヨークの街がとても輝いて見え、この映画は忘れられない一本になったのです。 

それから字幕なしに取りつかれ、思考錯誤を繰り返し、少々(いや何年間も)全く投げ出した期間があるものの今に至っています。思わぬところで人生の転機が訪れたと言っても過言ではありません。何が功となるか分かりません。引き寄せの法則ではないですが、7年後、映画で学べる英会話に出会います。それからはスローペースでありながらも字幕なしで観られる街道を歩んでいます(*^_^*)

最高の人生の見つけ方2014年06月02日

The Bucket List <2008年作品>

第一印象がいつも正しいとは限らないことを覚えておいてね。
Remembering that first impressions are not always correct.
『キューティ・ブロンド』に出てくるフレーズです。
私にとって『最高の人生の見つけ方』はまさにこのセリフがぴったり当てはまりました。
ETMの教材に俗に言う棺桶リストが決まった時、正直残念な思いがありました。劇場で鑑賞した時の印象が、失礼ながらも老人のたわ言ぐらいにしか思えなかったのです。

ところが、学び始めるとそれは一転。細かい描写の中にウィットなセリフは満載ですし、年を重ねた経験者だから語れる奥の深さを感じました。したいことリストに潜む本当の真意は何か。特別なことをすることに大きな意味があるのではなく、誰と分かち合ったか、心を開くことが出来たかに実は価値があると物語っているように思います。

この映画を知る以前に『死ぬまでにしたい10のこと』、最近では『17歳のエンディングノート』を観ましたが、それぞれの年代における生に対する思いの違いも『最高の人生の見つけ方』を掘り下げた後で観ると見方が変わります。

Have you found joy in your life? 
主役の二人が言うセリフです。すぐに答えられますか?

ラッシュ/プライドと友情2014年06月03日

Rush <2013年作品>
今年公開作品で忘れてはいけない『ラッシュ/プライドと友情』

公開の半年前から不思議なくらい、ポスターやたまたま開いた雑誌のページ、つけたTVなどあらゆるところで目にするようになりました。これは明らかにサイン!!一説に必要な情報は取りにいかなくても(あえてリサーチしなくても)入ってくるといいますが、まるで映画に呼ばれているかのようでした。その直感に従い、先行上映で鑑賞。やっぱり面白い(*^_^*)
Actually, I don’t know F1 that well. (ミッドナイト・イン・パリのギルのセリフをまねて)
無知な私にも分かり易く、そしてジェームス・ハントとニキ・ラウダの対照的な生き方に胸を掴まれました。

先日、まぐまぐのコラムにも書いたフレーズですが、
“I tend to enjoy myself first. The sum of life needs to be pleasure.”
~自分が楽しむことを優先したい。人生には歓びが必要~
ぐっと惹かれるセリフです。 そして更に嬉しい出来事がありました。 昨年ETMの講師になられたTerraさんがクラス用のブログで同感とシェアして下さいました。共感出来て嬉しい~♪ 

ジェームス・ハントを演じたクリス・ヘムズワース。素顔では全く似てないのに、ジェームスに変身すると、故ヒース・レジャーにそっくり。ジェームス・ハントと同じようにヒースも短い人生を全うした一人です。ヒース・レジャーの話題はかなり力が入りそうなので、それはまた後ほど。

プラダを着た悪魔2014年06月04日

The Devil Wears Prada (2006年作品)

ずっと後になって、あれってそういう意味だったのか!と点が線になる瞬間があります。
『プラダを着た悪魔』の中でクリスチャンことサイモン・ベーカーが甘いマスクでガートルード・スタインの名言 “America is my country, and Paris is my hometown.” を引用する場面がありますが、『ミッドナイト・イン・パリ』(度々登場しています^_^;)を学びガートルード・スタインの全貌が見えてくるとフレーズがより一層クリアになり腑におちます。

パリは今も昔も芸術家、作家たちの憧れの地。もちろん多くの人を虜にするパリ。
『プラダを着た悪魔』ではさらにアンディ(アン・ハサウェイ)のこんなセリフも出てきます。
I never understood why everyone was so crazy about Paris but it is so beautiful.
誰もが夢中になるパリ。
パリには魔物が潜むのか!?人が素直になる、イマドキの言葉で言えば″ありのまま″になれる場所かもしれません。『フレンチキス』『恋愛適齢期』『ビフォア・サンセット』などもそうだったような。まだまだありそうです。

豆知識 褒め言葉で使うbeautiful は、ビ~ュ~ティフルと長めにのばすのが良いそうです^_^;

イン・ハー・シューズ2014年06月05日

In Her Shoes (2005年作品)

″映画で学ぶ英会話″(ETM)のレッスン初日のことは今でも鮮明に覚えています。
教材の『イン・ハー・シューズ』に“Corsage? What is this, a prom? ”のセリフが出てくる場面があります。promは、ティーンズムービーによく出てきます。卒業パーティーの舞踏会のこと。男子がお目当ての女子をエスコートしてダンスするシーンで、コサージュも必須アイテム。
男子は誰を誘うか、女子は誰に誘われるかと駆け引きしハラハラさせられる内容の作品もあります。例えば『恋のからさわぎ』『シーズ・オール・ザット』など。
『トワイライト初恋』『プリティ・プリンセス』にもpromは名場面として登場します。
『イン・ハー・シューズ』の中では、比喩で使っているのですが、このprom をレッスンで習った時は衝撃でした。そしてしっかり頭にインプットされたのです。

英語学習者なら体験済みだと思いますが、懸命に覚えた単語も、使わなければすぐに忘れてしまいます。でも、映像の中で覚えた単語は意外と残ります。あの映画の、あのシーンで、あのスターが、あの役で使っていた!! と(ちょっとオーバーかな)

映画好きなら映画で覚える方が定着率は高い。これは持論ですが、そう思います^_^;