リトル・ダンサー2014年10月16日

Billy Elliot (2000年作品)

ひょんなことから始めたバレトン。来月で1年^_^; バレエには興味はなかったけれど、バレトンを始めてから、変わってきました。映画の見方もその一つ。

『リトル・ダンサー』は、好きな映画ではありましたが、鑑賞当初は、時代、炭鉱不況、ストライキ、家族愛、才能を見抜いた先生との絆などなど、ヒューマンドラマと音楽(主にT.Rex)に惹かれていました。ところが今は、主人公ビリーが踊る姿に釘付け。中でも、ピルエットを練習するシーンは、何度も観入ってしまいます。

何事にも通じますが、見ている分には出来そうな気がします。でも、実際に行うと、なぜこんなに難しいのかと思うほど、思い通りにはいきません。ましてや集中しないとバランスは崩れるばかり。劇中ダンスの練習シーンに、pay attention 、concentrate 、focus on など様々な言い回しがでてきます。微妙に使い分けられたフレーズ。勉強になります。

また、Prepare と言う単語も何度かでてきます。バレエの場合は、″準備して、または、整えて″との感覚でしょうか。
そう言えば、『ラブ・ダイアリーズ』の中で、Ready steady go! と言うフレーズがありました。これは、″位置について、用意、ドン″に当たるのかな。運動会シーズン、使ってみたいですね^_^;

机上ではなかなか覚えられない単語ですが、画面と一緒に覚えると定着率があがります。 
とは言え、画面を観ただけでは回れないのがピルエットです。

ホワイト・ライズ2014年10月16日

Wicker Park (2004作品)

昨日は11月末を思わせるような気温。着実に冬に向かっていますが、もう少し秋を楽しみたいところ。

まずは訂正です。『アバウト・タイム』の記事に誤りがありました。
~As if it was the full final day of my ordinary life.~(劇中より)
正しくは~As if it was the full final day of my extraordinary, ordinary life.~(劇中より)
でした。(Sさん、ご指摘に感謝)

extraordinary で思い出したのが『ホワイト・ライズ』。以前にも紹介しましたが、この映画は冬になると観たくなる一本です。この映画にも、extraordinary とordinary が出てきます。劇中のセリフはこちら↓
I grew up and I realized that things don’t have to be extraordinary to be beautiful. The ordinary can be just as beautiful.
~大人になってから、特別なものだけではなく、平凡なものでも美しいことに気が付いたんだ~

完成されたものは、それは見事ですが、何気ない自然の中で見つけたものに心を奪われたりします。普段の生活の中に輝きを見つけられる。そんな気持ちのゆとりを持ちたいです。
携帯の手を離して、見上げた空にハッとする瞬間があるかも知れません。秋の空はとても美しいと感じる今日この頃です。

アバウト・タイム2014年09月28日

About Time (2013作品)

ありのままでいい。そのままでいい。(今年はあちこちから聴こえてきますね)
頭では分かっているけれど落し込めず。でもついにその時(about time)が来ました^_^;

『アバウト・タイム 愛おしい時間について』を鑑賞。目から鱗が落ちるってこのこと!! ありのままの意味がやっと腑に落ちました^_^;
人生を変えたい。違う人生があったかもしれない。でもどんな能力を(過去へタイムトラベル)使っても変えられないことだってあるのです。
だったら今を大切に生きるしかない(*^_^*)この映画は、優しくユーモア満点に諭してくれます。心がほっこりする作品です。

~As if it was the full final day of my ordinary life.~(劇中より)
いつも最後の日だと思って生きたら、きっと全てが愛おしくなりますね。

レインメーカー2014年09月07日

The Rainmaker (1997年作品)

先日『プロミスト・ランド』を観たら、なぜか急に若きマット・デイモンの法廷映画『レインメーカー』が観たくなりました。 

イマドキあり得ない大きな携帯。肌艶がよくスラリとしたマット・デイモン。時の流れを感じつつも、改めて良い映画だなと確信しました。彼は正義が本当によく似合います。

レインメーカーrainmakerの意味を劇中から復習しておくと 
The bucks are gonna be falling from the sky. 空からお金が降ってくる。つまり雨が降るかのごとく稼ぐこと。判事の変更と共に風向きが変わり有利になった時に使っています。

☆さて、今回のスターは、『プロミスト・ランド』の共演者であり、脚本の共同執筆者であるジョン・クラシンスキー。彼は、プライベートでは『プラダを着た悪魔』で第一秘書役エミリーを演じたエミリー・ブラント(魚×蟹)のご主人。パーソナル星座は(太陽/天秤、月/天秤、水星/蠍、金星/蠍、火星/獅子)天秤×天秤とくれば、清く正しく美しくの生き方を目指す理想主義。アイビーリーグのひとつであるブラウン大学出身。『プロミスト・ランド』で、同じく天秤座のマット・デイモン(天秤×山羊)と手がけた作品への意欲も頷けます。

ボトル・ドリーム②2014年08月24日

Bottle Shock (2009年 実話に基づくお話)

現代人のストレスのひとつは言いたいことが(言えそうで)言えないこと。

『ミッドナイト・イン・パリ』の中で、へミングウェイが″文句があるならグローブをはめて外に出ろ″と言う箇所があります。レッスン中はあまりピンとこないセリフでした。

『ボトル・ドリーム』の中で、真っ青な青空の下、木陰に作ったリンクで、親子がお互いの言い分を言いあうシーンが出てきます。これこれ。これこそへミングウェイの世界。
そっか! こういうことね。と頭の中でスイッチが入りました。

面と向かって文句を言ったら喧嘩になり後味も悪くなります。でもスポーツの力を借りてフェアで戦う。たとえ負けても爽快感が残ります。

『ボトル・ドリーム』は、へミングウェイの名言がちょっと形を変えて何度かでてきます。
オリジナルはこちら
The world breaks, everyone, and afterward, some are strong at the broken places.
人々を苦しめるようなことが世界で起こります。だけどその後その苦しみの中からもっと強くなれる人たちもいます。